【読書】「トランプ暴落」前夜 / 破壊される資本主義 副島隆彦

「トランプ暴落」前夜 [ 副島隆彦 ]

価格:1,728円
(2018/11/11 21:05時点)


〝リーマン・ショック〟から10年
米欧日中 貿易戦争の次に金融危機と財政崩壊が来る!

吊り上げられた株価は、もうすぐ下落を始める!
副島隆彦が予言する世界大恐慌へのシナリオ
2019年 トランプ暴落
     ──米、日で株式市場が急落
2021年 世界金融危機
     ──米大統領選挙の翌年、ドルが弱体化する
2024年 先進国の財政崩壊
     ──大恐慌突入と預金封鎖の断行

 
 

内容紹介
この10月10日から、日米で株価が続落した。だが年内は、株高状況は維持されるだろう。アメリカのトランプ大統領は中間選挙(11/6)と年末のクリスマス商戦を乗り切らなければならない。
次の暴落は2019年1月だ。そして2021年に巨大な金融危機が起き、2024年には先進国が財政崩壊に襲われる――この恐るべき〝副島シナリオ〟は、着々と現実化してゆく。
本書では、アメリカと中国の貿易戦争の真相をはじめ、仮想通貨投資の危険性、長期金利(国債利回り)の急騰が招く財政危機などを詳説。さらに、あの前澤友作社長(ZOZOTOWN)の月周回旅行にも言及する。
近未来の世界の姿を描ききった、副島隆彦の最新・金融予言!
副島隆彦
評論家。1953(昭和28)年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任。
米国の政治思想、法制度、金融・経済、社会時事評論の分野で画期的な研究と評論を展開。「民間人国家戦略家」として執筆・講演活動を続ける。
『預金封鎖』『恐慌前夜』をはじめとする「エコノ・グローバリスト」シリーズ(小社刊)で金融・経済予測を的中させつづけている。

1年に一度発行される副島隆彦氏の金融・経済予測本。今回で21冊目になるそうです。

「エコノ・グローバリスト」シリーズ
  1. 悪の経済学
  2. 逆襲する「日本経済」 / ならず者大国・アメリカへの“挑戦状”
  3. 堕ちよ!日本経済 / アメリカの軛から脱するために
  4. 金融鎖国 / 日本経済防衛論
  5. 預金封鎖 / 「統制経済」へ向かう日本
  6. 預金封鎖 実践対策編 資産を守り抜く技術
  7. 老人税 国は「相続」と「貯蓄」で毟り取る
  8. 重税国家 日本の奈落 / 金融ファシズムが国民を襲う
  9. 戦争経済に突入する日本 / 見せかけの「景気回復」の陰で国が企んでいること
  10. 守り抜け個人資産 国の金融管理が強まった
  11. 恐慌前夜 / アメリカと心中する日本経済
  12. ドル亡き後の世界
  13. 日米 地獄へ道連れ経済 / “どん底”は2012年!
  14. 「金・ドル体制」の終わり / もうすぐ大恐慌
  15. ぶり返す世界恐慌と軍事衝突
  16. 帝国の逆襲 / 金とドル 最後の闘い
  17. 官製相場の暴落が始まる
  18. 再発する世界連鎖暴落 / 貧困に沈む日本
  19. ユーロ恐慌 / 欧州壊滅と日本
  20. 銀行消滅 / 新たな世界通貨(ワールド・カレンシー)体制へ
  21. 「トランプ暴落」前夜 / 破壊される資本主義

副島氏の実績としては、「恐慌前夜 / アメリカと心中する日本経済」にてリーマンショック破綻に言及し、その1週間後にリーマンブラザーズが本当に破綻しました。
当時はそのことを知らなかったのですが、会社の人に教えてもらい読んでみると書いてあることがズバズバと当たっており、以後のシリーズには全部目を通しております。
ただし、最近の予想はちょくちょく外しているように見受けられますが、読み物としては面白く毎回楽しみにしています。
こういった経済予想本は当てれば拍手喝采ものですが、当然ながら予想を外し続けると信用を失い、本の出版依頼も来なくなり消えていくという人も多そうですが、ここまで続けられるのは凄いと思います。願わくば予想が当たればなお良し(笑)です。

予言 大恐慌突入=預金封鎖は6年後の2024年に起きるだろう

冒頭、上記の予言がされています。
個人的には6年も持たないのではないかと思っていますが、トランプ大統領が2期8年をなんとか踏ん張ってアメリカ経済を延命させるとのこと。
アメリカの財政赤字はトランプ大統領のTwitterで2,300兆円と暴露しています。政府部門の借金は本当はこの3倍の7,000兆円あり、民間部門も合わせると1京4,000兆円にもなるそう。こうなるともう返せるというレベルではなく、一度なんらかの裏技を使わないと返済できないレベルです。本当はリーマンショックでアメリカは破綻していましたが、無理やりドル紙幣を刷りまくって銀行、証券等を救済して今日に至ります。実態は何も良くなっておらず、延命を続けているのが現在ということになります。

日本における預金封鎖

日本では1944年、日本国債の発行残高が国内総生産の2倍に達したために償還が不可能となり、財産税の新設と共に実施されました。

また1946年、第二次世界大戦後のインフレーションの中、幣原内閣において新円切替が施行されると同時に実施された。この封鎖は封鎖預金と呼ばれ、第一封鎖預金と第二封鎖預金に分けられ、引き出しが完全にできなくなるのではなく、預金者による引き出し通貨量の制限や給与の一部が強制的に預金させられるなど、利用条件が設けられた。封鎖預金からの新円での引き出し可能な月額は、世帯主で300円、世帯員は1人各100円であった。1946年の国家公務員大卒初任給が540円であり、それを元に現在の貨幣価値に換算すると、世帯主が約12万〜15万、世帯員が1人各4万弱まで引き出せる。学校の授業料は旧円での支払いが認められていたが、生活費には新円を使うこととなった。最終的に第二封鎖預金は切り捨てられる形となった。

日本で預金封鎖が行われたのは戦後であり、もちろん経験はしていませんが、銀行に人が殺到している写真は目に焼き付いています。
私自身、分散投資を心掛けているため、あまり銀行に預金はありませんが、多くの人にとって銀行が封鎖されることは”死”を意味します。預金封鎖なんて起こるわけがないと思っている人がほとんどです。起こるとしても、一生に一度お目にかかるかどうかの大イベントになるはずです。私自身も預金封鎖は起こらないに越したことはないと考えていますが、アメリカが倒れると日本も連鎖的に倒れます。現状、日本がアメリカを支えている構図にもそろそろ限界が見え始めていると思っています。何の価値もない米国債(失礼)を買い続け、アメリカと心中を決めているかのようです。
一方、次の覇権国である中国は紙切れの米国債を売り、金(ゴールド)を備蓄しています。公式な発表はありませんが、金備蓄ではアメリカを抜き、世界最大の保有国になっています。真の資産である金(ゴールド)を増やす中国と、紙切れ(米国債)を買い続ける日本。10年後、圧倒的な差がついていると思います。

話がそれてしまいましたが、預金封鎖が来るかどうかは別にして、準備だけはしっかり行っておきたいと思います。

次のトランプ暴落は、来年、2019年の1月あたりであろう。
だからこの本の書名を『「トランプ暴落」前夜』としたのである。

まずはこの予言が当たるかどうか。
個人的にアメリカ株を買いたいと思っていますが、来年まで待ってみます。